cannes_2013

最終日 カンヌレポートその6 60周年のフェスティバルに参加した経験を未来へ

こんにちは、最終日担当の嶋田です。
カンヌ最終日は22日(土曜日)なのですが、イベント終了後、即パッキング~ニース空港より帰国の途についたため、 少々時間が経ってしまいました。

 

ですが、カンヌで感じた興奮、広告やデジタル情報についての新たな経験、そして同じ業界関係者と熱く語った内容、、、 僕たち6人のそれぞれに強いインパクトを与え、今後の業務について多くを考えさせてくれるきっかけを与えてくれました。僕が一週間通して感じた「Cannes LIONS 60周年」のメッセージは、「fusion, blend」ということです。 一番は、「テクノロジー・デジタルと、生活者エモーションの融合」。数多くのセミナーで、メガエージェンシーも、クライアント企業も この点に触れています。

 

モバイル部門の審査委員長、AKQA社のイナモト氏は「モバイル作品は、超現代的である必要はない。ましてや、クリーンで未来志向のものである必要もない」 とグランプリ作品を評して語っています。(フィリピンの「TXTBKS」キャンペーン。田舎でショートメッセージ中心に依然として利用されている携帯を活用し、そのSIMカードに小学校の教科書の内容をインプットし、配布するというもの。社会貢献の側面も非常に強い。)

 

また、サイバー部門の審査委員長R/GA社のBob Greenberg氏はインテル+東芝の「the beauty inside」キャンペーン(アメリカ)について「インテルのテクノロジーの隠れた価値と、ストーリーテリングの驚くべき可能性とが結びついたすばらしい事例」と語っています。60周年という記念すべきイベントにあって、全体的に審査の傾向にやや特殊な側面があったと聞いていますが、ここでも「テクノロジーと生活者価値文脈の融合」が語られています。


The beauty Insideの日本語版サイトはこちら

翻って僕らの会社も「クリエイティブ×テクノロジー」を標語にしています。これ、ぼくらがカンヌで見聞きしたことをそのまま生かさなければならないし、いったいどのレベルで「融合・ブレンド」をするのがいいのか、具体的な事例を作る中で解を探していかなければいけないんだな、と感じています。

 

・・・というのが個人的な総括なんですが、詳細を語り始めるときりがありませんので、それはまた別の機会に(笑)!最後に、ほかのメンバーのコメントを記載して締めくくりたいと思います。

望月
カンヌ参加は三回目、
その日程は毎度ながらあっという間で・・・
まだ見切れていない受賞作のチェックや思考の整理で、まだまだカンヌは自分の中で終えることが当分できそうにありません。

さて・・・

最終日、いつもの様にフラフラと飲みながら現地にきている広告の要人達と話をしていたのですが、 TBWA HAKUHODOのECD、 佐藤カズーさんから戴いた言葉でとりあえずカンヌ報告の締めとしたいと思います。

 

「分析より、未来を見よう」

 

この言葉を聞いた時はすでに朝の3時、 興奮と酔いも重なり、クラクラと眩暈のような感覚になりました。シンプルながら全ての真理はそこにあり、 ただ事例を見て整理するだけではダメな訳で。 まだ誰も見つけていない「未来」を自らの力で導き出すことが、 なんに付けても絶対的視点だと、ハッと気付かされました。
次はライオンが捕獲できるよう、とにかく考えて 手を動かし続けようと思います。

ぼくはカンヌは二回目。
ほんと、僕自身、色んな想いや収穫があるんですが…。
それはさておき…。
僕の派遣された理由・役目はこっから。
今回の派遣をレポって、

「伸ばす、広げる」

です。

博報堂アイ・スタジオ、いい会社になるといいなぁ。
今年はちょっぴり人間的にも成長できたのかなって、思ってます。
たった7日間だけど。

 

最後に。
派遣のために奔走してくださった皆さん、

本当にありがとうございました。

みなさんのおかげで僕は充実した時間をすごせました。

さて仕事のメール、チェックします(笑)。
山本
初めてのカンヌでしたが、行ってみて初めて分かる現地の熱気。良い作品を残したいという気持ちは、世界問わず変わらないんだと強く実感しました。TBWAのリークロウの「ここに来れている皆は本当に幸せもの。毎日楽しんで仕事をしているから。」といった言葉を忘れずに、
楽しみながら日々の仕事に励み、虎視眈々と賞を狙っていきます。
まずは来年のヤングカンヌに参加します。
池田
初のカンヌは、昼は会場で作品やセミナーを見て、夜はメンバーや社外の人と語らい。

昼夜、まさにフルタイムで広告について考える7日間でした。

ガチで激を飛ばしてもらった夜や、色々な人と交流する夜もあったり、アイスタジオとしてどう動いて行くべきなのか議論したり、これから自分や会社が成長していくために大切な学びの習慣を体で感じた7日間でした。
よく学び、よく呑んで、よく語らう。そんな流れをこれからも続けていきたいと思います。今回のカンヌ派遣で諸々ご協力頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
伊藤
初のカンヌは、とにかく刺激ばっかりの7日間でした。
普通に仕事をしていたら絶対に出会わなかったであろう方々の話を聞きまくり、世界に広がる様々な広告表現に触れまくり、最終日間近にはみんなでこれまでのこと、これからのことをガチで語り合い… 授賞式を初体感したときの身体の震えを、きっと忘れることは無いでしょう。
元々技術方面寄りの出身である自分にとって、ここまで広告のことを真剣に考えたのは、人生で初めてだったのではないかと思います。どんどん新しい技術が出てきたとしても、それに踊らされずに、人の本質を見極めることが大切なのだと、改めて感じています。
この貴重な体験を、仕事にFBすべく頑張っていきます!カンヌ派遣にご協力くださった皆様、本当にありがとうございました!
以上です!1週間お付き合いありがとうございました!