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DJI Phantomで空撮をするときのTIPS

ラジコンヘリ初心者ながら、DJI Phantomでの空撮にチャレンジをしました。その過程で、プロペラが粉砕したり、筐体の一部が歪むなど、たくさんハプニングあったので、みなさまが同じ轍を二度踏まないように、空撮TIPSをまとめてみました。

 

ちなみに、以下が我々が豊洲公園でかんたんに空撮実験をしたときの動画です。

 

初心者は、まずこの動画をみよ!

操作方法については、Phantomと同梱されている説明書を読むのが一番正確ですが、DJI Japanさんが公式に配信されているYoutube動画があります。これを見ると、最初のセットアップから、プロポ(コントローラー)の操作の仕方まで、とても雰囲気を掴みやすいです。

 

(1)はじめての PHANTOM 2 – 準備編 –

 

(2)はじめてのPHANTOM 2 -フライト編-

 

操作の心得

フライトの際の準備から、フライト中の心得まで、初心者ながらに何度か飛ばしてみた経験を踏まえて、何点かTIPSを書いてみます。

 

(1)フライトの前に準備が必要なモノについて

  • ドライバー:カメラをPhantomに固定するためのジンバルの設置には、ドライバーが必要です。現地で組み立てを行う場合は、必ずドライバーを持って行きましょう。
  • 養生テープ:Phantomでの空撮の機材構成には、いくつかパターンがありますが、私の場合は、Phantomに付属のジンバルと、GoProを組み合わせて撮影を行いました。着陸の際、激しい衝撃が加わると、ジンバルからGoProがポロッとはずれちゃうことが何度かありました。なので、ジンバルとGoProは養生テープなどで固く止めておくことをおすすめします。
  • 予備バッテリー:Phantomのバッテリーは、1回のフル充電で25分持ちます。長時間の撮影をする予定している場合は、予備バッテリーの購入を検討した方がよいです。ちなみに、GoProは1.5時間程なので、必要ならば、こちらも予備バッテリーを検討してください。
  • 単3電池:プロポの起動用にも、単3電池×4つが必要です。こちらは経験上、切れることはないです。しかし、万が一のために、予備を準備しておくに越したことはないと思います。
  • プロペラの予備:プロペラは木や草むらに接触すると、わりと簡単に粉砕してしまうので、こちらも予備を用意しつつ、さらに安全を期すために、プロペラガードを別途購入することを検討された方がよいと思います。

 

(2)初心者がフライトする際の心得

  • 機材が揃っていても、数時間の練習を積まないと、まともに飛ばせるようにならないです。最初の練習では多少の墜落は覚悟したほうがよいです。
  • とはいえ、よほど高い所で壁にあたって墜落したり、草むらや林の中などに墜落しない限り、わたしの経験上では、平らな場所にゆっくり落ちるくらいなら、致命的な故障にはならいことが多かったです。(ただし、自己責任でお願いします。)
  • 最初のうちのトレーニング方法としては、高く飛ばさず、スピードも出さず、小さい範囲で、思い通りに動かせるようになるまで、プロポ操作の練習をしたほうがいいです。特に、風がふいている場所では、その場にホバリングさせるだけでも操作の練習になると思います。風にあおられたときに、とっさに風とは逆方向に舵をきれるくらい、操作に慣れられるとよいです。
  • 急激に操作すると、映像がガタガタしてしまうので、なめらかに動かすのが空撮のコツです。

 

(3)墜落するケースとその対策について

  • 一番多かったのは、風が突発的に吹いた時でした。風が突発的にふくとPhantomがあらぬ方向に流されてしまいます。その時に、流された方向と逆方向にプロポの舵をきることが安定動作のコツです。瞬時に対応できるよう、なるべく低空飛行で修行を積んだほうがよいです。また、風がふいていなくても、GPS信号がうまく取得できていないと、Phantomがどちらかの方向に流されることがあります。
  • 低空飛行ではうまく操作できていても、調子にのって、スピードを出し過ぎたり、高く飛ばし過ぎると、コントロールを失って、墜落してしまうことがありました。調子にのらないで、慎重に操作する心構えが大事だと思います。
  • 日本の航空法的に高度300[m]まで飛ばしてOKで、かつ、Phantomのコントローラは1000[m]までなら見通しが良ければコントロールできるみたいです。しかし、場合によっては、Phantomとラジコンが離れすぎると、ラジコンのコントロールから外れてしまうことがありました。私の経験上、電波の関係か、ラジコンとPhantomの距離が50m程度でも、コントロール不能になる自体が起こりました。その際、Phantomは操作不能になり、「ゴーホーム」と呼ばれる自動操作モードに入ります。まず20m程上昇し、その後、最初に離陸した位置までPhantomは戻ってきます。また、GPSが効いてないと、その位置で着陸を始めることもあるそうです。操作不能になると、少しパニックになりますが、落ち着いて、Phantomが戻ってきた時に、操作が復旧するタイミングを待つか、手でキャッチできるように体勢を整えるのがよいと思います。

 

(4)その他の豆知識

  • 室内での飛行について、最初のフライトでうっかり部屋の中でテストフライトしてみようという方もいるかと思いますが、よほど広い部屋でない限り、Phantomの場合は、室内飛行はあぶないと思いました。(特にプロペラガードをつけない状態だったり、初心者の方はやめたほうがいいとおもいます。)ちなみに、AR.Droneは軽くて、ガードも最初から付属してるので、そこまで危険なことになりませんでしたが、私の場合、Phantomのプロペラが椅子にあたって粉砕しました。
  • Phantomにおもりをつりさげる実験をしてみたのですが、300gまではふつうに持ち上げられて、550gの重りも持ち上げられたが、安定しない状態になりました。

 

おまけ:すごい空撮動画集

 

Youtubeで見つけて「すごい!」と思った空撮動画を4つほどご紹介させていただきます。こんな空撮動画がとれるようになるといいですね!

 
(1)高度400[m]での空撮をされた方の動画

 

(2)花火の中を空撮された方の動画(海外)

 

(3)結婚式を空撮された方の動画

 

(4)海や浜辺を空撮された方の動画