cannes_2014

6月18日(水)カンヌレポート その③ –サイバー部門で3つのグランプリ!-

ボンソワール。

 

カンヌライオンズ4日目レポーターの稲積です。

 

カンヌ入りして5日が経ち、最初は圧倒されていたお祭りムードの街の雰囲気にようやく慣れてきました。

昨日のモバイル部門に続き、今日はアイ・スタジオの主戦場となるサイバー部門の表彰式がありましたのでグランプリをはじめ、気になる作品をご紹介します!

 

サイバー部門は、なんと3つのグランプリが出ました。

■Chipotle Mexican Grill “The Scarecrow”
(USA / Creative Artists Agency, Los Angeles+Edelman, NY)

 

レストランチェーンのチポレ。ブランドコンテンツでPR部門に続き2つめのグランプリ!!

映像からゲームそしてクーポンに上手く落とし込んでいます。
クラフトの作り込みがハンパないクオリティ!

 

■Volvo Trucks “Live Test Series”(Sweden / Forsman & Bondenfors,

Gothenburg)

予想通りサイバー部門に入ってきました。
圧倒的なクオリティでソーシャル拡散を見事に実現してます。
ジャンクロード バンダムの開脚映像は会場でも一番の拍手喝采でした。
フィルム部門でも間違いなく受賞してくる作品だと思います。乞うご期待。

 

■Pharrell Williams-24 hours of happy “HAPPY”(France
/ Iconoclast, Paris)

インタラクティブな「24時間ミュージックビデオ」。
何度も見たくなる仕組みを作って、本編は約2億回再生されているそうです。

 

日本版も幾つか作られているので知っているかたも多いのではないでしょうか。

 

 

恋するフォーチュンクッキーも出していいたら、良いところまで行けたんではないかと思いました。

 

サイバーは「アイディア一発」や「単純に美しい」みたいなのは評価されず、総合的にユーザーエクスペリエンス(UX)を提供している作品が受賞している傾向があると感じました。

 

 

この日は、AKQAが主催するセミナー「FUTURE LIONS」がありました。
全世界の学生を対象に、5年前には存在しなかった技術をつかったイノベーションアイデアを競うコンペティションです。
http://www.futurelions.com/

スピーカーのレイ・イナモト氏

受賞作で気になった作品をひとつご紹介します。

 

■Google Gesture

手話の動きを解析するデバイスを開発し、スマホから音声として出力させるというアイディア。
あったようで無かったアイディア。素晴らしいです。
ぜひ、商品化まで出来ればイイですね。

以上、南仏カンヌより4日目のレポートでした。