おはようございます。HACKistエンジニア公文です。
長谷川はTradeShowの様子をメインに
公文は、 SXSWのセミナーの様子をがしがし伝えていきます。
SXSWではTradeShowとは別に期間を通して大小含め
軽く1000を超えるセミナーが存在しています。
街中でセミナーが開催されています。
1000人規模のKeynoteといわれる大規模な講演から
数十人の少人数規模のセミナーまでざまざまなものが存在しています。
Keynoteの講演には毎年著名人が集まることで有名です。
本日は自分なりに抽出した5つのセミナーについて軽く紹介します。
(1) Japan Challenge : Hybrid Culture Raises Innovation
(2) SXSW Accelerator : Wearable
(3) Exploring the Future of Connected
(4) A New Authenticity in A Holographic World
(5) SXSW Accelerator : Entertainment and Content Tech2
(1) Japan Challenge : Hybrid Culture Raises Innovation
昨今の日本のIoTビジネス等について講演。
日本を代表するスタートアップ企業である、Sugimotoさん(AgIC)、Iwasaさん(Cerevo)、 Hagiwaraさん(Sony)による講演。
(下記会場の様子)
SugimotoさんにはAgICについて。
◼︎AgIC : http://agic.cc/ja
家庭用インクジェットプリンタと導電性銀インクのカートリッジを用いて回路を印刷する技術。
自分の描いた模様がそのまま回路になるので、一見ただの模様だったものが
インタラクティブに動き出すといったものを作ることが手軽にできるようになります。
Hagiwaraさん(Sony)は開発したMESHのお話しを
◼︎MESH : http://developer.sonymobile.com/2014/05/22/sony-introduces-mesh-a-prototype-creative-technology-platform/
各ブロックが、LEDライト、加速度センサであったり、マイクなどといった特徴をもっています。
それらを組み合わせることで、電気回路に詳しくない方でも簡単にプロトタイピングができるという優れもの。
Iwasaさん(Cerevo)には、
スマートフォン連携型スマート・バインディング「xon」のデモを行っていただきました。
◼︎ Cerevo : https://www.cerevo.com/ja/
xon:https://xon.cerevo.com/ja/
スマホからスノーボードの体重のかかり方や滑り方を観察・記録できるデバイス。
CerevoはSXSWのTradeShowにて新作発表とのことでそちらもチェックです。
日本の中でもスピード感がある方々の講演を日本と違う環境で聞け、
いつもと違う緊張感と雰囲気があり印象的でした。
(2) SXSW Accelerator : Wearable
新進ベンチャーの登竜門として存在しているSXSW Interactive アクセラレータープログラム。
部門は全部で6つあり
・Wearable tech
・Enterprise and Smart data tech
・Entertainment and Content tech
・Digital Health and Life tech
・Innovative World tech
・Social Tech
その中の一つの部門である「Wearable tech」視察してきました。
会場の雰囲気はこ感じです。
アメリカ贔屓なフィルターがかかっているだけだろうと思いますが、
やたら映画のワンシーンみたいなプレゼンが展開されてました。
・2分間のプレゼン
・10分弱の質疑応答
プレゼンの進行も非常にスピード感がありました。
2分を超えると容赦無く司会者がプレゼンを止め、質疑応答が始まります。
2分で自分らの作ってきたプロダクトを説明する難しさ、見ているこちらも冷や汗ものでした。
「Wearable tech」にてプレゼンされた内容詳細については、
昨今のウェアラブルの動向として後日、記事化します。
そして、プレゼンの後はこのような感じでプレゼンターの周りには人が集まり質問をされてました。
さすがのスピード感。リリックスピーカーも真っ先にアジア系の企業の方が声をかけてきました。
(3) Exploring the Future of Connected Objects
未来のIoT(Internet of things)について議論を行うセッションで、
マズローの欲求段階説を使って、人間の欲求を起点として技術がどうなっていくのかという議論でした。
補足的に言いますと、マズローの欲求段階説は人間が生活する上でもつ欲求を図示したものです。
・「Physiological : 生理的欲求」
・「Safety : 安全欲求」
・「Love / belonging : 社会的欲求」
・「Esteem:尊厳欲求」
・「Self-actualization:自己実現欲求」
このような欲求を前提とした場合、これらの欲求が技術によってどう満たされていくのかという議論が交わされました。
例えば、「Physiological」の(breathing)に着目した場合、
人が生活する上で大気汚染による呼吸という欲求が阻害された場合はどうだろう?
という未来に対して、Networked-air-maskや環境センサが必要不可欠なものとなるだろう。
といった感じで欲求に対してどう満たされていくのかそれがIoTの目線であったりで議論されました。
セミナー会場は結構小規模の会場でスピーカーとの物理的にも精神的にも近かったです。
本当に、セミナーでは質問や議論が盛んに行われています。
(4) A New Authenticity in A Holographic World
これまでのホログラフィックの歴史や事例とこれからのVRのお話し。
ここは一番会場が小さく、プレゼンターとの距離も一番近いものでした。
過去の事例では、2006年のマドンナのホログラフィックを使ったライブイベントや
ファッションショーでつかわれたホログラフィックの事例が紹介されていました。
非常に興味深かったのが、技術に精通した聴衆の方が
プレゼンターの説明を補足する場面があり、さすがだなと
議論が前のめりでめちゃくちゃ面白い
さいごに、
(5) SXSW Accelerator : Entertainment and Content Tech2
本日のメインイベント、アクセラレーターの「Entertainment and Content Tech」部門
日本企業で初めて選出されたSIXの「lyric-speaker」のプレゼンです。
先述しましたが、プレゼン時間は2分間のみです。
知っているプロダクトなだけに変な緊張感がありました。
質問も、さすがアクセラレータであって、今後のビジネスモデルや
ターゲット層、マーケットについての質問ががしがしなされていました。
結果、見事に勝ち抜きファイナルへ駒を進めました。
この経過については 今後も要チェックです!
随時状況は更新していきます。
セミナー組は基本このような1日のタイムスケジュールを送ってます。
これも先述いたしましたが、5日間の間に1000を超えるセミナーがあり、
とりあえず抽出に一苦労します。一番悩ましいのが、行きたい講演が重なった時です。
例えばコレなのですが、
(これは公式アプリで自分の行きたいものをリスト化したもの)
15:30〜行きたい講演が6つ重なったりしました。
慎重に情報を収集しつつ、
またはペアを組んで役割分担をしつつ情報を逃さないようにしています。
明日以降のsxswのセミナーの状況についても、
随時アップしていきます。
それではまた。