こんにちは公文です。
今回は、SXSW Interactive Acceleratorの「ENTERTAINMENT and CONTENT TECHNOLOGIES」部門
での結果と発表された内容にフーチャしてお伝えいたします。
この部門については「lyric-speaker:SIX」がファイナルに進出しているので
重点的に視察しています。日本企業では初めてだそうです。
前のブログにて先述はしたのですが、Acceleratorは
新進ベンチャーの登竜門として存在しているSXSW Interactiveの中のAcceleratorプログラム。
部門は全部で6つあり
・Wearable tech
・Enterprise and Smart data tech
・Entertainment and Content tech
・Digital Health and Life tech
・Innovative World tech
・Social Tech
です。最近話題の言葉がずらりと並んでいます。
以下競合を含め6社のサービス/プロダクトを紹介します。
(1)「AIRDOG」 : https://www.airdog.com
アクションスポーツ撮影用に特化した折りたたみ式ドローン。追随用の発信機を身につけたユーザーを追随すしユーザーのアクションを撮影することができます。
デモムービーが以下です。
コンパクトさと操作性の良さがピカイチです。昨年度からドローンモノは非常に多いですね。
AIRDOGは昨今話題のActionCam x Dron の進化系といった感じでしょうか。
また日本からTredShowに出展している東大チームにもドローン物が一つあったので紹介させていただきます。
「phenox」 : http://phenoxlab.com/?lang=ja
->「従来の操縦型の飛行ロボットとは異なり、高度な自律制御を備え、Linuxのコンピュータ同様に、自由に動作をプログラムにすることができる」というのを売りにしているプロダクトです。
phenoxにはカメラが搭載されており、カメラに映る画像を解析することで対物衝突回避といった自立性を保っているそうです。それらの機能はすべてプログラマブルに作られるのでユーザーが独自の動きをインプットできるようになっているそうです。
(2)「cloudstich」 : http://cloudstitch.io/learn
これはGoogle SpreadSheetとほんの少しのHTMLで、webサイトを作れるサービスです。
ほんの少しのHTMLの知識だけでリッチなサイトが制作可能ですと言及していました。
昨今の様々なものの自動化の流れの一環でもあり、このようなサービスがでてくることで単純なwebサイト制作という仕事は完全に淘汰されていくのだなと感じました。
(3)「flixfindr」 : http://www.flixfindr.com
これは、NETFLIX やhulu、Youtubeといった主要動画媒体から簡単に動画が検索できるサービス。
日本でもHuluでおなじみの動画ストリーミング系サービス。こういった系統のサービスは日本ではまだまだ浸透しきれていはいないですがアメリカでは超一般的なサービス(著作権者は日本は常に遅れをとっている印象)。最大手でもあるNETFLIXもついに年末日本に進出してくるというニュースが先日あったので、この分野がドメスティックにどう展開されていくか要チェックです。「flixfindr」それらの動画ストリーミング系サービスを横断的に使用することに特化したサービスの様です。
(4)「inmobly」:http://www.inmobly.com/
ビデオコンテンツを独自の予測システムを元に、的確なユーザーに的確な時間に届けるサービス。スマホのターゲティング系サービスです。
BtoBのサービスで、企業の動画広告を支援するものです。
再生速度も最適化を図り、ユーザーにストレスがないように設計がなされているそうです。
(5)「pixbi」:https://pixbi.com/
サイト管理者としては、手軽に画像に商品情報と購買まで管理することができ、
そのサイトを利用するユーザーは画像から製品の発見と購入ができるサービス。
画像に手軽にリンクがつけられそこから商品を購入できるそうです。
(6)「lyric-speaker」:http://lyric-speaker.com/
本命中の本命ですね。「lyric-speaker」
“歌詞をじっくり楽しむ”機会が減ってきている中、その“歌詞をじっくり楽しむ”機会というものを再考したプロダクト。音楽の構成要素の2分の1であるコトバをもっと楽しむためのプラットフォーム。
日本と全く違う空気感のなかすばらしいプレゼンを行ってました。
視覚的にも美しいし、何気なく聞き流していた洋楽を聴く体験の中で
新しい発見があるプロダクトです。
(7)「weezic」:http://www.about.weezic.com/en/welcome
楽器練習を支援してくれるアプリ。
テンポの調整やミスの箇所の抽出といった練習するのに最適な環境を提供してくれるもの。
なるほど、タブレットやスマホの機能を最大化しつつ
ネットの膨大な知識を最大限利用した上手な支援サービスだと思います。
(8)zype:http://www.zype.com
これもBtoBの広告用動画コンテンツのマネジメントツールです。
「効果的なSEO対策」「効果的な動画のリーチ」「利用者の声が聞ける」「簡単に管理できるので時間とコストの削減可能」といったかんじで動画コンテンツ管理を最適化したものです。
結果、「lyric-speaker」はBest BootStrap賞受賞いたしました!
日本企業として初の受賞だそうです。
おめでとうございます。
「ENTERTAINMENT and CONTENT TECHNOLOGIES」と聞いて、
「AIRDOG」や「lyric-speaker」といった新しいユーザ体験を前提とした技術が全面にでるプロダクト前提のものが多いと想定していたのですが、以外と動画ストリーミング系のサービスや能力支援サービスなどがあり、エンジニアとしての私としは日常触れない情報をインプットでき収穫がありました。
アクセラレータについては「Wearable tech」部門も紹介してきます。
それではまた!