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プレゼン資料をハックして、ニコ動的にコメントできるようにしてみた

先日、社内で制作した作品についてのプレゼン大会(通称:アイ・スタボード)があり、私も以前、このブログでご紹介した「ご長寿祈願白蛇さま」という作品について、プレゼンをしました。

 

その際、「HACKistとして作った作品で出るんだから、ただ出るのではなく、やはり何かハックしなきゃ!」と思いたち、プレゼン資料ハックをして、スクリーンに投影される発表資料に対して、ニコニコ動画的にコメントをリアルタイムに投稿できるようにしてみました。

 

そのときの発表の様子がこちらです!!

(プレゼンのおしゃべりが下手くそですが、見て頂かないと伝わらないので。。)

 

仕組みについて

まずPowerPointやKeynoteは使わず、HTMLでコーディングしてブラウザベースでプレゼン資料を作りました。資料作成には、hakimさんという方が作られているreveal.jsという、HTMLでかんたんにプレゼンテーションが作れるフレームワークを使用させていただきました。

 

このフレームワークをベースに、reveal.jsの中でメインで使われている描画要素の上に、新規にcanvas要素を敷いて、サーバー経由で投稿されてきたコメントのテキストデータを流せるようにすこし改造させていただきました。また、スマホからプレゼン資料へのリアルタイムなコメントの通信は、この分野では定番になりつつある、Node.jsとSocket.IOを使いました。

 

やってみてわかったことは、以下です。

  • 理想的には、プレゼン資料の上を流れるコメントを見ながら、インタラクティブに発表をしたいと思っていたのですが、プレゼンに時間制限があり、焦りながら喋っていたので、全くコメントが頭に入ってこなかったです。コメントに触れつつ、プレゼンする場合は、発表時間に余裕をもった方がいいなとおもいました。(これは自分がプレゼン慣れしてないせいかもしれないですが。。)
  • 「みんなのコメントで発表がにぎやかになって、おもしろかった。」というプラスの意見と、「コメントばかり気になって、発表内容が頭に入ってこなかった。」というマイナスの意見と、両方の感想を聞くことができました。お固い発表にはこのままの演出だと不向きで、楽しく発表したいときは向いてるな、と感じました。
  • 発表前にコメントの量や内容がどうなることか全く予測できなかったですが、発表開始から終了まで終始、激励コメントや、発表内容に関するツッコミなどのコメントが流れていました。コメントのフィルタリングは、一切していなかったですが、意味不明なものもありますが、基本的に好意的なものが多く、アイスタはいい人が多いなあ、と感じました。

 

結果として、このプレゼン大会では部門賞をいただきました。

ありがとうございました。それでは!