Browser VJ – WebMIDI API

WebGL事例で最近にぎやかになってきた小井です。
先日のエントリーではDE DE MOUSEさんのVJ事例のご報告をさせていただいたのですが、今回はそのコントロール側に関わるお話を少々。

ご存知の方も多いと思います。Google Chromeの43から「WebMIDI API」がサポートされております。
これは平たく言うと、外付けMIDIキーボードをサポートしますよ。という事になります。
HACKistではVJイベントや、データビジュアライズと言われる分野をよく行うのですが、その際につかう外部デバイスの選択肢が一気に広がるということもあり、非常にわくわくしながら恒例のデモを一つ作ってみました。

残念ながらMIDIコントローラーで動かすという物ですので動画を用意しています。
このデモでは、MIDIコントローラから送った値をブラウザ側で取得し、それをWebGL(GLSL)に送り込む事でVJとしての機能を実現しました。ちなみにこれは先日のDE DE MOUSE リリースパーティー「for 2EPs」のときに小井が実際に使ったWebGLをカスタマイズした物になります。

ちなみに余談になるのですが、弊社のVJコントロール界隈(の、ごく一部)では、「コントローラーは物理的な物の方が直感的でよい」という派閥と、「ボタンが自由につくれないから作った方が汎用性がある」(ハードという物理的な制約が生まれるのでソフトウェアコントローラーを作る)という派閥に分かれています。
ちなみに小井は前者の物理ボタン派ですが、必要な状況に応じてコントローラーも選択できるというのは非常に適応能力の高いチームだと改めて感じました。

ではまた!